コラム

■神羅の仏教

イチャドンについて イチャドンは新羅の官職でした。高句麗や百済は仏教が盛んでしたが新羅では貴族の人が神のような存在だと扱われて仏教は浸透していませんでした。王の側近になったイチャドンは王様と共に仏教を国の宗教にしようとしましたが、臣下達の反対を受けます。イチャドンは王様にお願いします。「私にいい方法があります。貴族たちを皆呼んでください。そして私を殺してください」と言いました。イチャドンは死ぬ前に「 仏(ほとけ)の奇跡で私の血は白色になり花が咲くだろう」処刑された後にイチャドンの体から白色の血が吹き出し、天から花びらが落ちてきたのです。その光景を見た新羅の人々は仏教)を国の宗教にしようと動き出したのです。 ウォニョ(元曉)について ウォニョは新羅の僧侶です。ウォニョは中国、当時の唐に留学の為(ため)に渡ろうとしました。長い道のりなので一晩を過ごす為に洞窟に入ることになりました。そんな時に喉が乾いたウォニョは辺りが暗い中、近くにあった水を飲みました。その水はとても美味く極上の味だったそうです。しかし翌日その水を見るとそれは骸骨に溜まった水だったのです。その時ウォニョは気づきました。「 心の持ちようで全て変わる」ということです。悟りを得たのです。これは「 一切唯心造」といいます。悟り)を得たウォニョは留学を辞めて仏教の大衆化を目指し行動していくのでした。 紹介:モスユン

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