本ゲームは、宮崎大学言語文化概論B(2023年度前期)受講生の江原拓郎さん、川原千尋さん、中原孝さん、陳絲睿さん、モスユンさんの協力で制作しました。
では、江原拓郎さんのスゴロクの紹介文を見てみましょう。
私たちは、この講義を通して、それぞれの国の昔話について調べていました。
そして国は違えども、似たような物語があることに気づきました。
そのなかで登場する動物に目が行きました。
似たような物語でも、国によって出てくる動物が違ったんです。
そこで、それぞれの国に出てくる動物に対する印象を話しました。
予想していたように、国ごとに動物への印象が微妙に違いました。
例えば、日本では「サルは性格が悪い」という悪い印象があります。
しかし、中国では、サルと言えば孫悟空に代表されるような
「勇敢」や「賢い」という真逆のいい印象があります。
ただ、全ての動物の印象が違うというわけではなく、
うさぎは「ずる賢い」という印象をどの国も持っていました。
私たちは、この事実を楽しく知ってもらう方法はないかと思い、スゴロクを作りました。
スゴロクを知らない人がいるかもしれないので補足すると、
スゴロクとはサイコロを振り、出た目の数だけ自分のコマを動かせるゲームです。
一番最初にゴールしたら、勝ちです。
ただし、途中にはイベントマスがあり、そのマスに止まったら指示に従わないといけませ
ん。
今回は、韓国チーム、日本チーム、中国チームの3チームに分かれて作りました。
それでは、是非お楽しみください。
江原拓郎(宮崎大学2回生)
韓国
使用した昔話紹介
・たんぐん神話
・天女ときこり
・干し柿と虎
・オスの犬
・織姫と彦星
日本
使用した昔話紹介
・桃太郎
桃から生まれた桃太郎が、犬、猿、キジを引き連れ鬼を退治する話。
・おむすびころりん
おじいさんがおむすびを落として、ネズミの巣に転がっていった話
・つるのおんがえし
罠にかかっていた鶴を助けたおじいさんの元に、美しい女性に化けたつるが、恩返しにくる話
・さるかにがっせん
ろくでなしの猿と弱者のカニの話
・かさじぞう
傘売りのおじいさんが、雪の降る中見つけたお地蔵様たちを不憫に思い売り物の傘を被せてあげた話
・干支
正月に、速い者勝ちの12匹の動物を1年ずつ王様にしてやると神様が言い、様々な動物が王の座を賭けて争う
中国
使用した昔話紹介
・諦聴(谛听)
・四海竜王
・孫悟空
・逍遥遊