イチャドンについて
イチャドンは新羅の官職でした。高句麗や百済は仏教が盛んでしたが新羅では貴族の人が
神のような存在だと扱われて仏教は浸透していませんでした。王の側近になったイチャド
ンは王様と共に仏教を国の宗教にしようとしましたが、臣下達の反対を受けます。イチャ
ドンは王様にお願いします。「私にいい方法があります。貴族たちを皆呼んでください。
そして私を殺してください」と言いました。イチャドンは死ぬ前に「 仏(ほとけ)の奇跡
で私の血は白色になり花が咲くだろう」処刑された後にイチャドンの体から白色の血が吹
き出し、天から花びらが落ちてきたのです。その光景を見た新羅の人々は仏教)を国の宗
教にしようと動き出したのです。
ウォニョ(元曉)について
ウォニョは新羅の僧侶です。ウォニョは中国、当時の唐に留学の為(ため)に渡ろうとしま
した。長い道のりなので一晩を過ごす為に洞窟に入ることになりました。そんな時に喉が
乾いたウォニョは辺りが暗い中、近くにあった水を飲みました。その水はとても美味く極
上の味だったそうです。しかし翌日その水を見るとそれは骸骨に溜まった水だったのです
。その時ウォニョは気づきました。「 心の持ちようで全て変わる」ということです。悟
りを得たのです。これは「 一切唯心造」といいます。悟り)を得たウォニョは留学を辞め
て仏教の大衆化を目指し行動していくのでした。
紹介:モスユン