大昔にアラオという太陽の神とブアンという月の神がいました。彼らの周りに星の子たちがいました。アラオの星の子たちは赤く燃えるような炎の赤色、ブアンの星の子たちは青く澄みわたるような氷の青色。 しかし、一つだけ問題がありました。それは、アラオの星の子とブアンの星の子が触れ合うとブアンの星の子が燃えて消えてしまう。 そこで、アラオとブアンは話し合いました。「私の子たちはあなたの子たちと触れ合うと燃えてしまいます。私はそれがとても悲しいのです。そこでお願いがあります。私たちに子がいなかったことにしましょう。」ブアンのお願いに、 「ならば、お互いの子たちを殺そう。」とアラオは受け入れました。アラオはすぐに自分の星の子たちをぜんぶ食べました。しばらくしてアラオとブアンの間に平和な時間がありましたが、ピョコっと青く輝く星が再び現れはじめたのです。実は、ブアンは自分の星の子たちを雲のカーテンの中に隠していたのです。これに、アラオは怒り、ブアンを追いかけました。 紹介:ナホバダレル